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家づくりを考え始めると、次のようなところで一度立ち止まるご家族もいるようです。
- 部屋数を増やしたいけれど、予算や土地の広さとの折り合いがつかない
- 「広い家」への憧れと、実際の家事動線のイメージがうまく結びつかない
- 大手ハウスメーカーの名前と、建売住宅の手頃さのあいだで揺れている
ご要望と、実際の敷地・予算とのあいだに、差が出やすいポイントだからかもしれません。大手の名前で決めることや、建売を選ぶこと自体が悪い、という話ではありません。
この記事では、こうすれば正解、と決めつけるものではありません。悩みへの一つの見方として、「コンパクトな平屋」を検討の材料に置いてみる、という進め方の一例をご紹介します。平屋がすべての方に向いているわけではありません。知っておくと、比較の幅が広がりやすいことがあります。
平屋全体の距離の取り方や来客の動線は、こちらの記事に寄せています。この記事は、そのなかの「コンパクトさ」と予算の折り合いに寄っています。
平屋の間取りで後悔しにくい考え方|検討の初期に見ておきたいこと
提案内容(間取りプラン・資金計画・カタログ)は会社によって異なります。

まずは、カタログの数字以外も見てみましょう
床面積や部屋数といった「カタログ上の広さ」は、分かりやすい指標です。ただ、実際の暮らしやすさは、それだけでは測りにくい部分もあるようです。
次のようなことです。
- 朝の身支度の時間帯に、ご家族同士がぶつからずに動けるか
- 片付けが、無理なく続きそうな置き方になっているか
- 総額で見たときに、日々の生活を圧迫しにくい範囲に収まりそうか
- 住み始めてから、地域でメンテナンスや相談ができそうか
こうした視点は、間取り図を眺めているだけでは気づきにくいことがあります。ご家族の生活時間帯を思い浮かべながら書いてみると、必要な広さや部屋数のイメージがつかみやすくなるかもしれません。
暮らしを言葉にする順番は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
注文住宅の間取りの決め方|検討の初期に見ておきたい7つの順番
平屋が選択肢に挙がりやすい理由を見てみましょう
二階建てでは、朝の忙しい時間帯に階段の上り下りが出て、ご家族の動線が重なりやすい、という声があります。一方、平屋は生活空間が同じ階にまとまりやすい分、動線が単純になりやすい、と言われています。
この「階段のない動線」は、共働きのご家族の忙しい朝にも、将来の体力面を少し想像したときにも、同じように効いてくる場合があるようです。すべての平屋がそうなる、という話ではありません。並び方次第で、同じ階でも歩き方は変わります。
家の広さの目安を、コンパクトさから見てみましょう

部屋数を増やすと、家の中に「あまり使われないスペース」が生まれやすい、という指摘もあります。廊下でつながれた個室が多い間取りよりも、生活動線を一筆書きでまとめた間取りのほうが、数字上の面積以上に暮らしやすく感じられることがあるようです。
また、部屋を増やすと建物の面積が広がり、必要な土地も大きくなりやすいようです。多くのご家庭が現実的に検討できる土地の広さには限りがある、と言われています。「部屋数を優先すると、駐車場や庭のスペースを圧迫しやすい」という取り合いも、知っておきたいポイントです。
家の広さの帯としては、20坪台は寝室が2つとリビング・ダイニング・キッチンなど、コンパクトにまとめる形が中心になりやすいようです。そのなかで、20〜25坪前後を目安に置くご家族もいる、という一例です。必ずこの広さ、という意味ではありません。
部屋の数そのものの見方は、こちらの記事に寄せています。
3LDKと4LDKはどっちがいい?|部屋数より先に決めること
同じ広さで部屋を4つ取るときの取り合いについては、30坪の話として整理した記事もあります。展示場の二階建てを基準にしない、という見方の参考になります。平屋の実例そのものではありません。
工法と間取りの相性も、比べ方の一つです
住宅の工法は、会社によって違います。その一つに、2×4(ツーバイフォー。木造の枠組壁工法の一種です)があります。気密性・断熱性・工期の安定を、特徴として挙げる会社もあるようです。
一般的に、2×4は大空間の設計と組み合わされると、価格帯が高くなりやすい、という話を聞くことがあります。一方で、コンパクトな平屋のような、比較的単純な間取りでは、その特徴の出し方が違う場合もあるようです。
「大きな家に、高性能な工法を載せる」だけでなく、「コンパクトな間取りで、工法の利点をどう使うか」を質問として持っておく、という見方です。2×4が正解、という話ではありません。ほかの工法と比べて、見積もりの内訳と間取りを並べてみるとよいかもしれません。
工法そのものの違いは、こちらの記事で詳しく整理しています。
ツーバイフォー(2×4)と在来工法、どちらが合うか|比較の視点で考える
性能や価格だけで決めない、という距離感は、比較の記事でも扱っています。
家づくりを始める前に比較を考えておきたい理由|展示場の前に見ておきたいこと
コンパクトな平屋が合いにくい場合もあります
次のような希望が強い方には、平屋以外や、もう少し広い平屋のほうが合いやすいことがあります。一例です。
- 4LDKや、お客様用の部屋そのものが、家づくりの目的になっている
- 将来、大きく壁を抜いて間取りを変える前提で考えている
- 変形地を活かした大きな吹き抜けや開口部を、家の中心にしたい
「向いていないときは、早めにそう分かったほうがよい」という考え方もあるようです。無理に一つの型に当てはめる必要はありません。ご家族の優先順位に応じて、二階建ての案とも比べてみるとよいかもしれません。
図面で見る場所の具体は、失敗しやすい間取りの10項目にもまとめています。
住宅展示場に行って後悔する前に知っておきたい間取りの失敗例10選
同じ希望条件で、複数社の間取りプランを無料でお願いできます。
提案内容(間取りプラン・資金計画・カタログ)は会社によって異なります。
資料をお願いするときに書く条件(コンパクトな平屋の例)
条件は5〜6つくらいにまとめておくと、お願いしやすいようです。多すぎると、どの会社も無難な案に寄りやすいことがあります。
次の項目が目安です。
- 平屋であること。家の広さの目安(例:20〜25坪前後)
- 土地の有無(あるなら広さ・方位・前の道路。ない場合は希望の土地の例。例:駐車場2台が取れる広さ)
- ドアを閉めて使いたい部屋の数(例:3LDK。お客様用の部屋は不要。子供部屋は机とベッドと通路が取れる広さを優先)
- 予算の上限(建物だけか、土地・外構込みか。分かれていなくても、上限のイメージだけで大丈夫です)
- 守りたいこと(例:洗濯・干す・しまう動線を短くする、など1つ)
- 避けたいこと(例:4.5畳より狭い部屋だけが並ぶ、長い廊下だけが目立つ、など)
要望欄に書く例
平屋、家の広さは20〜25坪前後、4人家族です。同じ条件で、平屋案と二階建て案の両方をいただけると助かります。お客様用の部屋は特に必要ありません。子供部屋は、机とベッドと通路が取れる広さを優先してください。駐車場は2台希望です。予算は建物と土地を合わせて◯◯万円くらいを想定しています。動線を短くした案と、部屋の数を少し増やした案の、考え方の違いが出るプランがあると助かります。
連絡方法を伝える例
日中は電話に出られないことが多いため、ご連絡はメールのみでお願いします。
検討し始めたばかりでゆっくり考えたいので電話は不要です。気になる場合はこちらから連絡します。
複数の会社から、まずはラフなプランをもらう方法については、こちらの記事で紹介しています。
土地がまだない場合は、家の希望を先に書いておく進め方が参考になることがあります。
平屋と二階建てを、並べてみる方法もあります
「平屋が良さそうだ」と感じても、自分たちの土地に載せられる広さや、希望する部屋数とのバランスは、図を見てみないと分かりにくい部分が多いようです。
同じ希望を伝えたときに、次のような差が出ることがあります。
- A社は、動線を短くしたコンパクトな平屋
- B社は、部屋の数を厚くした平屋
- C社は、同じ広さの二階建て
届いた図は、好みの外観より先に、動線・歩けるスペース・駐車場・あまり使われない廊下、で見てみると比べやすいようです。
よくあるご質問
Q. 平屋は二階建てより高くなると聞きましたが、本当ですか?
A. 同じ家の広さ(延べ床。建物の各階の床を合わせた広さです)であれば、屋根や基礎の面積が広くなる分、平屋のほうが割高になりやすいと言われることがあります。ただし、部屋数を絞ったコンパクトな平屋であれば、家の広さ自体を抑えられるため、総額では検討の余地が出る場合もあるようです。同じ広さでの費用感は、平屋の間取りで後悔しにくい考え方|検討の初期に見ておきたいことでも扱っています。
Q. 平屋にすると、部屋数が足りなくなりませんか?
A. ご家族の形や、将来の暮らし方によって必要な部屋数は変わってきます。「守りたい暮らし方」と「なくても困りにくいこと」をご家族で短く書いてみると、イメージがつかみやすくなるかもしれません。部屋数の見方は、3LDKと4LDKはどっちがいい?|部屋数より先に決めることもご覧ください。
Q. 結局、平屋と二階建てのどちらが自分たちに合うのか分かりません。
A. どちらが正解、ということはないようです。生活動線や、将来の希望によって変わります。同じ希望条件の間取りを並べてみると、具体になりやすいことがあります。
Q. 土地がまだなくても、コンパクトな平屋のプランは意味がありますか?
A. あるようです。希望の広さと駐車場が、土地探しの物差しになりやすいからです。実際の敷地に合わせて、プランは書き直します。
まとめ
家づくりに一つの正解があるとは限りません。コンパクトな平屋は、部屋数や「広い家」との折り合いを見るときの、一つの選択肢です。すべての方に向いているわけではありません。
まずは、自分たちは何を大切にしたいかを、ご家族で短く話してみてください。そのうえで、同じ希望条件の平屋案と二階建て案を並べてみると、希望が具体になりやすいことがあります。
同じ希望条件で、複数社の間取りプランを無料でお願いできます。
提案内容(間取りプラン・資金計画・カタログ)は会社によって異なります。
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注意事項
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例:「日中は電話に出られないことが多いため、ご連絡はメールのみでお願いします。」
例:「検討し始めたばかりでゆっくり考えたいので電話は不要です。気になる場合はこちらから連絡します。」
備考欄の指定で電話が必ず止まるわけではありません。申込はご自身の判断で進めてください。